スワップはその通貨の金利によって決まります。
つまり金利の基準である価格が変動すると、スワップ金額も変動するのです。
お馴染みの豪ドルで検証してみましょう。

【豪ドル80円の場合】
「1豪ドル80円×1万通貨」を購入したとしましょう。

豪ドル金利が2% - 日本金利0% = 2%
80円×1万通貨×2%=16,000円(年額)
16,000÷365日=43円(日額)

【豪ドル90円の場合】
「1豪ドル90円×1万通貨」を購入したとしましょう。

豪ドル金利が2% - 日本金利0% = 2%
90円×1万通貨×2%=18,000円(年額)
18,000÷365日=49円(日額)

豪ドル円が10円 円安になっただけで、日額で6円、年額で2,000円多くスワップを受け取ることができるのです。
これにレバッレジが掛かると、もっと大きな差になります。

では、豪ドルが100円、110円と豪ドル高に進めばスワップが多く受け取れて良いと思うかもしれません。
短期的に見ればそれで構いません。
ただ長期的にみると、良いことばかりではありません。

スワップを受け取るには豪ドルを購入しなくてはなりません。
豪ドルが高いと、決済したい時に買った時以上の価格で売らなくてはなりません。。
もし買った価格より低く売ると、受け取ったスワップの金額より多くの損失を出す可能性があります。
豪ドルを高く買うと、売りたくても売れない状況になる可能性が高くなるのです。

為替は日々変動するので、豪ドル高が永遠と続くとは限りません。
自分はスワップ投資としていますが、
「低い時に買って、高い時に売る。」
は基本中の基本です。

豪ドルが高いとスワップが多くなりますが、購入は難しい
ということなります。