ロスカットとは、損失が一定以上に膨らみさらなる損失の拡大を防ぐためにFX業者が強制的に決済することを言います。
FXはレバレッジを掛けているため、FX業者に振り込んだ金額よりマイナスになる可能性もあります。
マイナスになる前に、ロスカットを行うことで証拠金以上の損失にならないようにします。
ロスカットされる基準はFX業者によってまちまちです。
証拠金の20%から50%くらいになったらロスカットされます。
計算方法です。
1ドル100円で購入していたとします。
まずはFX業者のロスカット基準を調べます。
ここでは50%とします。
次にFX業者の最低証拠金額を調べます。
ここでは40,000円とします。
40,000円 × 50% = 20,000円
必要証拠金 × ロスカット率 = ロスカット基準
証拠金が20,000円以下になったらロスカットされます。
となります。
ではいくら下がったらロスカットされるのか。
上と同じ条件です。
追加でし資産額を調べます。
100,000円とします。
次に建玉数量です。
10,000枚とします。
(100,000 – 20,000) ÷10,000 = 8円
(純資産額-ロスカット基準額)÷建玉数量
8円下がったらロスカットされますので、
100 – 8 = 92円
92円になった時点でロスカットされます。
このように、ロスカットとは預けた金額以下にならないようなシステムです。
ただ相場が急激に動くと預けた金額以上にマイナスになる可能性があります。
その場合は、FX業者へ損失分を追加で支払うことになります。
ロスカットされないレベルの資産で運用することが大切です。