ロスカット
ロスカットとは、含み損が大きくなった場合にFX業者が強制的に決済してしまうことです。
これはレバレッジを掛けている分含み損が大きくなるので、預けた資産以上の損をして借金状態にならないための処置です。

例えば、
証拠金10万円で米1ドル100円で1万通貨購入したとします。

1ドル90円になった場合はマイナス10万円となります。
1ドル80円になった場合はマイナス20万円となります。

証拠金は10万円しか入っていません。
1ドル90円の場合は証拠金が0円となります
1ドル80円の場合は証拠金がマイナス10万円となってしましす。

証拠金がマイナスになった場合は、マイナス分をFX業者へ支払わなくてはなりません。
この証拠金がマイナスにならないようにFX業者は強制決済をするのです。
我々のメリットとしては、証拠金以上のマイナスにならないので、預けた資産以上の損失するリスクが減ります

このロスカットは、あらかじめ必要証拠金維持率の数値が決まっています。
FX業者によって異なりますが、だいたい20%から30%くらいです。

もしロスカットが証拠金維持率20%だったとします。
証拠金10万円預けたとたら、証拠金が2万円になったらロスカットととなります。

もし米1ドル100円で1万通貨購入。
米1ドル92円だとマイナス8万円なので、証拠金が2万円になります。
米ドルが100円から92円ななった時点でロスカットされてしまうのです。

8円の上下は珍しくない為替市場。
またロスカットはあまりにも急激に動いた場合は売買約定ができず、預けた資産以上の損失する場合があります。
ロスカットされないためにも、リスク管理が重要となります。